日曜日にArt Gallery of NSWに友達3人で行ってきました。
昨年から始まっているKANDINSKY展 1月21日から毎週日曜日の11時から日本語のFreeガイドツアーがあるので楽しみにしていたのです。ちなみにガイドツアーは無料ですが、カンディンスキー展の入場料35ドルのチケットは事前に購入してから参加です。
入り口入っただけで気分上がる!!!
でもね、行く前に夫にカンディンスキーの説明をしてあげたら、「抽象画なんて興味ないから、説明されても全然面白くない。自分で楽しんで来て。」と言われました。
そうなんだ。私は好きだけど、これってちょっとマニアックな域なのかもしれない。なのでこのブログでもサラッと流すだけにします。
このおじ様がカンディンスキー。名前の通りロシア人。大学で法学や経済学を学んで、教授になる予定だったのに、モネの積み藁の絵と、ワーグナーの結婚行進曲を聞いてビビビと来るものがあり、アートの世界に30歳から入った変わり種。この写真で描いてる絵(スーツ着て絵描いてる人っている?!学者か?!)
この絵ですよ。これは後期のフランスに移住してからの絵だそうです。
これはカンディンスキーの絵がだんだん抽象画の感覚を掴んで行った初期の頃の作品。まだぼやっとしてる感じ。
ドイツ時代のノリに乗ってる頃の作品。ドイツのバウハウスデザイン学校で先生の職を得られたのは、カンディンスキーにとって本当に幸せな事だったでしょうね。
彼の生きた時代は激動の時代で、第一次世界大戦、ロシア革命、第二次世界大戦と、本当に苦しい時代だったようです。そのために、ロシアを去ってドイツに、ナチスドイツにバウハウスを閉校されてフランスへ移り住んだそうです。貧困から大事な息子を栄養失調で亡くしています。
しかし彼の作品からは、苦しみとか暗さ憎しみは全然感じられません。いつも色彩に溢れていて、音楽が聞こえてくるような、感情を掻き立ててくれて、想像力さえあれば物語に繋がっていく絵なのです。
概念を解き放して自由になった感じがするでしょう?ああ〜私もいつか、自分が自由になれる絵を描きたいなぁってカンディンスキーを見ていて思いました。
やっぱりガイドツアーに参加して良かった!とても説明がわかりやすくて良かったです。カンディンスキーすごく人気があるんですね。日本語ガイドツアーの後は、英語ガイドツアーやっていて、参加してる人50人以上居ましたよ!大盛況ですね。
カンディンスキーの横にある、ジョージアナ・ホートンの展示も良かったですよ。
カンディンスキーの40年も前に描かれたもので、抽象画の先駆けみたいな絵です。
彼女はシャーマン(霊媒師?)で、この絵は自分で描いたのではなくて、彼女に降りてきた霊が描いたと言ってたそうです。ちょっと怖い?!でも絵は面白い。
たくさんあったけど、全部こんなタッチで激しいグルグルが描かれていました。霊の方達はぐるぐるがお好きなのかしら?来てます!来てます!って感じ?
1800年代半ばに、スピリチュアルとか、目に見えない物を描くとか、なんか相当先取りしてる感じ!ちょっと時代を先取りし過ぎていた感じするけどね。まぁ、今になってモンドリアンに影響を与えた、とか言われて注目されてるし。ちゃんと絵が綺麗に保存されていて良かったよね。戦争とかで燃えちゃう事も多い時代だったから。
カンディンスキーを見たらアートギャラリーを出て美味しいお昼を食べに出る予定だったけど、日曜日すごく暑かったし、アートギャラリーの展示が色々変わっていたのでもっと時間かけて見たかったので、アートギャラリー内のカフェでランチ食べました。
中のカフェ、ほんと残念なお料理ですよ。もっと美味しいの出してほしい。
こんなのやら、
こんなのも。無料の場所で見れますよ。
この後、隣の新館のギャラリーも見に行来ました。オープニングの10時から入って、すでに3時過ぎてた。。。フェリーに乗って帰りました。
今度の日曜日にまたCityに行って、今度はCity内ウォーキング&ランチとスイーツを友達3人で予定しています。もっと涼しいと良いけど。最近暑い。。。
時々Cityに行くのも楽しいね。なんか刺激もらえるわ。