PAR AVION ~from Australia

オーストラリア・シドニーから日々感じた事

海のそばで暮らす

昨日は仕事がお休み!水曜日が休みっていいですよ。2日働いて、1日休み。2日働いて、2日またお休み。同じ会社で同じように週4日働いてる人があと2人居て、彼らは金曜日と月曜日にお休みを入れて、3日続けて休みにしています。週4日勤務で、私は真ん中に休みを入れるのが気に入っています。週5日働いて欲しいって言われていたけど、4日にして良かった!

休みでお天気が良いのは尚よろしい。今朝は友達とフレッシーで待ち合わせして、ノースヘッドの手前まで歩いて、戻って来ました。

いつも美しいフレッシー。友達とも話していたんだけど、オーシャンビューの家に住んでいるわけじゃないから、毎日海を見て暮らしているわけではない。でも、いつも海を近くに感じながら暮らせるのって、気分的に海方向に抜けている感覚をいつも持ちながら暮らしているのです。あっち側に海があるって思うと、なんか逃げ場があると言うか、スタックした気持ちをそっち側に向けるとざ〜って海に流せるような感覚を持ちながら生活出来ているのです。

この感覚を意識せずにノーザンビーチズで18年以上暮らして来たけれど、8年ちょっと前に日本に引っ越して大阪で半年暮らした時に、息が詰まる思いがして苦しくなった事が思い出されます。今になって、あ〜、いつも気持ちを海の方に流しながら暮らしていたんだって認識しました。海に救われていたんですね。

日本も島国だから、どこに住んでいても海を意識出来るとは思うのですが、なんだかちょっと違う。シドニーの海は、生活の一部に入り込んでいる感じなんですよ。海と共に生きているって気がしますね。それはCityに行っても、ハーバーブリッジ渡ったり、サーキュラーキーやダーリングハーバーも海と繋がっている。フェリーにも乗るし、北に行っても南に行っても海沿いの街が続いている。みんなの暮らしが海と繋がっているんですよね。シドニーは海の街で、ここに住めて本当に良かったって感謝しています。

 

お友達とインフィニティーでコーヒーブレイク。今日のスネイルはサックサクでめっちゃ美味しかった!10ドルちょっとの幸せ。

 

お庭の緑も濃くなって来ましたよ。うちのバックヤードのウッドデッキの上には電動で開閉出来るパーゴラがあって、雨の日は閉じているのですが、晴れの日は全開にして家の中に陽の光を入れられるようになっています。ウッドデッキに影が写っています。

やっと春らしくなってきたので、今日は窓を開けたままで外の空気をたくさん家に入れる事が出来ました。

 

先日の日曜日に、お友達夫婦が2組うちに遊びに来てくれて、ランチを一緒に食べました。たこ焼きを60個作りましたよ。出来立てのたこ焼きはめっちゃ美味しい。ちょっとタコ多過ぎて、はみ出していたけど。(笑)たこ焼き以外にも色々作っていたので、食べきれなかったけど。

私達夫婦もお友達夫婦も、みんな日本出身。オーストラリア国籍を取得している方も居るので、この場合はどうなるんだろう。もと日本人、って感じかな?

オーストラリア国籍を取得しているご夫婦にはもう迷いがなくて、この先、老後に日本に行って暮らすって選択肢は全くないそうです。もう1組のお友達夫婦は、このままオーストラリアに居たい気持ちもあるけれど、経済面のことを考えると日本で老後を暮らす方が余裕を持てそうだと。オーストラリアは住宅費も生活費も高額で、お給料も日本より高いから働いている間は良いけれど、年金生活に突入したら、かなり準備しておかないと余裕のある老後ってのは、難しいのが現実です。

私達、昔は集まったらこんな話をする事もなかったのに、だんだん話題がそっちにシフトして行ってるのを感じますね。子育ても終わって、3組とも夫婦2人暮らし。子供の心配より自分自身の老後が心配なお年頃になってきたわけです。

まぁ、自分達自身の心配さえしておけば良いってのは、考え様によっては案外気楽なのかもしれませんが。年取って物欲も無くなってきてるし、食欲だって前ほど食べられないし、元気に海沿い歩いてコーヒー飲んでたら幸せって、のは、かなり良い事なんじゃないか?って思います。幸せのハードルも随分低くなって来て越えられない高さでは無いって事ですからね。

今はみんなシドニーに住んでいて、会いたい時に会えて一緒に食事出来るけど、何年か後には、もしかしてみんなここには住んでいなかったりして?なんて話しながらふっと考えました。

私達は、変化が起きていく年齢に近づいて来た様な気がしました。