まだタスマニア旅行の続きです。Cape Hauyのウォーキングを勧めてくれた友達から、もう1箇所勧めてもらったウォーキングコースに行きました。ホバートから車で1時間ちょっとの場所にある、Mount Field National Parkの中にある、Lady Barron Falls Circuitのコースです。有名なRussell Fallsを含めた3箇所の滝を見て、2時間半くらいで1周するコースで、アップダウンもそれほどキツくないし、美しい森の中だそうです。この日は午後からお天気が崩れる予報だったので、午前中にウォーキングを終了したくて早めに出かけました。
このVisitor CentreでNational Parkチケットを買って、地図をもらえます。水洗トイレとカフェがあって、お土産物も売っています。
ウォーキング開始。観光客はたいていRussell Fallsを見て帰って行くようで、このコースだと往復で25分しかかからないのですよ。道も舗装されているので車椅子でも行けそうです。
でも、せっかくここまで来たらRussell Fallsだけじゃなくて、Lady Barron Falls Circuitを歩く方が絶対良いです。途中のTall Trees Walkの森は、今まで見たことのない様な背の高いガムツリーが育つ森で、めちゃくちゃプラスのパワーを感じられましたよ。
森の中に入って行くだけで気分が上がる!
入り口からすでに背の高い木が続いています。
こんな風にすでに倒れて朽ちていく大木もたくさんありました。木の寿命なのでしょうか?
倒れた木は空洞になって行って、動物達のお家になっているのかもしれません。
苔がたくさん付いていて、クレイドルマウンテンの森を思い出しました。すごく神秘的で美しいのです。
Russell Fallsはあっという間に到着します。水量は少なかったのですが、崖の上から何段かに別れて垂直に落ちてくる滝がとても綺麗でした。
Russell Fallsの横の階段を登って、滝の上に上がってきました。ここから真下に水が落ちていきます。
Blackwoodの木です。黒くて真っ直ぐでカッコイイですね。
2個目の滝、Horseshoe Falls です。滝がUの字になっていて、ホースシューみたいな形だからでしょうね。この滝も綺麗でした。
自然に倒れた木々が朽ちて、森の養分になって行くのです。
木の重さから、倒れる時に根っこも土の中から抜けてしまうのでしょう。こんな大木が倒れて来たらものすごい衝撃でしょうね。
Tall Trees walkはどこまでも背が高い木々で圧巻です。木々は他の木よりも大きくなって背を高くして枝を伸ばし、葉を茂らせてお日様の光を受けたいと伸びるそうです。他の木が自分よりも大きくなってしまうと自分は影に入ってしまってお日様の光を受けられないからだそうです。この森は木々の本気勝負の背比べの森なのです。なので下から見上げても一番上が見えないくらいの高い木がたくさんありました。古い古い森なのでしょうね。これからも人間に倒される事なく、長く生き抜いて欲しいです。
下に落ちてる葉っぱが、アートの様でした。色々な色や形。自然が作り出す芸術には人間は敵わないです。
大きな木々から見下ろされていると、自分の存在の小ささを感じます。それでも木々からは守られている優しさが伝わってくるのです。またいつかこの森に会いに来るから、ずっと元気でいて欲しい。
妙に落ち着く森でした。
3番目の滝、Lady Barron Falls に到着。もうすぐこのウォーキングが終わりって事です。悲しい。
森の中には澄んだ川が流れていて、魚が泳いでいましたよ。
ウォーキングの最後には予報より早く雨が降り出して来ました。ほとんど濡れずに2時間半歩けて良かったです。
また一つ、タスマニアの良いウォーキングルートを知る事が出来ました。
タスマニア内に住んでいたら、あちこち歩けに行けて楽しいだろうなぁと思います。