PAR AVION ~from Australia

オーストラリア・シドニーから日々感じた事

引っ越し準備

引っ越しは慣れているつもりでした。夫と結婚してから何度も引っ越ししているし、日本からオーストラリア、オーストラリアから日本へ往復の海外引っ越しも経験して、戻ってからもさらに引っ越し。夫と結婚してから同じところには5年以上住んだ事がなくて、最短は日本に戻った時に大阪で借りた1軒家でそこは4ヶ月間しか住まなかった。シドニーからのコンテナいっぱいの荷物を運び入れたと言うのに。

しかし今回はこの家に丸7年も住んだのです。最長記録。ここの住み心地がかなり良かったって事ですね。住み心地が良いならずっと住んでいれば良いのに。って自分でもよくわからないのですが、落ち着かないのが性分なのでしょう。そろそろ落ち着きたいけど。

ここには7年住んだし、長くなればなるほど荷物は増えています。今回の引っ越しはまたコンテナ借り切っての海外引っ越し並み。近所に引っ越すのと違って荷物の受け取りも2週間近く待たなくてはいけません。梱包を業者にお願いしても料金同じなんだけど、引っ越し当日までの身の回りの物のパッキングは(家具や電化製品や大きな物以外は)自分でやると事前梱包に来てくれるのを断ったので、引っ越しが決まってからボチボチ自分で始めていて、引っ越しが来週に迫った今は、全室に段ボール箱が散乱している有り様です。

 

今年は雨が多かったので、庭のカラーの花がたくさん開いてとても元気です。

 

カラーってどんどん株が増えて、めっちゃ丈夫なんですよ。直射日光が当たらない場所が好きです。次に自分の庭を持つ時にまた、植えて育てたいですね。

 

梱包をしていて一番のウンザリはやはり割れ物の梱包ですね。随分減らしたとは言え、陶芸をやっていたので自分の陶器作品もあるし、食器、ガラス製品、花瓶など、これらの梱包は神経使うし箱もたくさん使います。日本から戻ってくる時も気をつけて梱包したつもりだったけど、やっぱり陶器がいくつも割れていました。お気に入りの作品もあったので割れていて残念でした。

そして今は何週間かかけて、ゆっくり梱包しているこの大荷物を到着事にはまた全てアンパッキングしなくてはいけないのです。うんざりしますね。引っ越し先の家は賃貸だから、最短で1年後にさらに引っ越し。そう思うとアンパッキングするのは普段使うものだけにしようってなります。すぐに使わないものは、そのまま段ボールに入れて、引っ越し先のお家の方がこのシドニーのお家よりずっと広いので、置くところには困らないでしょう。

梱包していてウンザリは、キッチンのカバーの中や、洗面所のシンクの下のカバーの中、ワードローブの上段に詰め込んでいたもの、ガーデニングのツールや薬品類、ランドリールームのカバーの中。とにかく普段見えないようなところに詰め込んだものと全てご対面して、捨てて梱包して、を繰り返しました。こんなもん取って置くなよ!ってかなり自分にツッコミ入れていましたね。捨てるのはいつでも出来ると取って置くのは考え物です。定期的にカバーの中は全部出して見直して、スッキリ見通せる量だけキープしなくちゃいけません。普段から整理整頓して余計なものは買わない、ためない、置かない。を心がけていれば、引っ越しの時もカバーの中に入ってるものは全て必要な物だけ、ですよね。今回の私のテーマは、ゴミをタスマニアに持っていかない事。です。結局持って行っても捨てることになるかも?これずっと使ってなかったよな。って物は、次回の引っ越しの梱包の手間を減らす自分の為にも、思い切って捨てる事を心がけました。

ただ写真アルバムや、自分のクロスステッチの作品や、ムスメの物など、どこかのタイミングで捨てる事が必要になるだろうけど、今回はまだ捨てる心の準備が出来ていないものはそのまま梱包して持っていきます。次回の引っ越しはタスマニア内での引っ越しになるか、はたまた島を出る引っ越しになるか、その時にまた荷物を減らすことを考えようと思っています。

これだけは言えるのは、これ以上家具や荷物を増やさないことを心がけること!死ぬ時に大荷物を残して、残された人が片付けるのが大変。なんて事にならないように、年を重ねるごとに身軽になっていくのが理想的だと考えています。死ぬ時に物は何も持っていけないからね。経験と思い出だけが財産になるのでしょうから。

残りの課題は冷蔵庫です。空っぽにしておかないといけないので、これがまた厄介です。

そして私の大事に育てて来た植物たち。鉢植えも、全て持っていけないのです。タスマニアは植物、野菜、果物、全て持ち込みが禁止されていて、車をフェリーに乗せて行くのですが持ち物検査があるそうです。引っ越し荷物も検疫があります。なので、この家に大きな鉢植えは置いて行くのですが、それ以外でもかなりの量の植木をたくさんお友達に配りました。お嫁入り先で元気に暮らしてくれると良いのですが。

ありがたい事に、私が将来シドニーに戻ってまた住む時は、株分けして返すからって言ってくれるので、たくさんの友達のお宅で成長してくれると良いなぁと、子供達を養子に出した気分です。みんな良いお宅に引き取ってもらっています。

 

タスマニアは寒いから、ブーゲンビリアやフランジパニなど今までお庭でたくさん育てていた植物と違って、シャクナゲやアイリスや桜なんかも育てられるかも。それはそれで、また違った楽しみがあります。今年旅行で行った時に訪れた、広い広いボタニックガーデンがあるので、そこを散歩しながら楽しみたいと思います。立派な日本庭園もあるしね。

梱包もあと少し。その後は2人と1羽の大移動です。無事にタスマニアのお家について、のんびり暮らせる日までやり遂げます!