PAR AVION ~from Australia

オーストラリア・シドニーから日々感じた事

モスマンのクレープ屋さん

ちょっとご無沙汰しています。ムスメが家を出て、友達とシェアーして住むことになったって書いたら、いろんなお友達が私を心配してメッセージをくださいました。ムスメはしっかりしているから安心だけど、私の方が心配ですよね。心配してくれてありがとうございます。先週はすっかり気落ちして、夫とも会話なく、喪失感が大きくて心にポッカリと大きな穴が開いた気分でした。

でもお友達のJさんが言ってくれた言葉で気持ちが軽くなりました。「心に不安がない子は家を早く出るんだって。心が安定していて安心しているから、迷いなく出られるんだよ。引きこもりの子は不安だから家から出られない。だから、ムスメちゃんは心が安定しているって事だから、良いことなんだよ。しっかり育ててあげられたって事なんだからね。」って言ってもらえて、そうか、、、ムスメは随分前から自分の足で歩き始めていたんだ。私が守ってあげなきゃいけない時期は、とっくに過ぎていたんだなぁと改めて思いました。

 

日曜日の朝は、Jさんと一緒にバルモラルビーチ周辺を2時間ほどウォーキングしました。バルモラルビーチからカヤックしている人達が見えて、そういえば私も数ヶ月前にスピットブリッジからこのバルモラルビーチまでカヤックで来たんだなぁと見ていました。この日は波も風もなくて絶好のカヤック日和でしたよ。気持ちよさそう。暖かくなったら、またカヤックやりたいなぁ。

 

このバルモラルビーチの桟橋を歩くと、またムスメのことを思い出してウルっと来ました。ムスメがYear6の卒業式の後、制服を着たままこの桟橋から海に飛び込むと言う恒例行事があって、卒業式が終わったあと、ムスメとお友達を車に乗せてここに集合したのです。ムスメの学校だけでなくて、他の学校も大勢卒業生がここに来ていて、みんな制服を着たまま何十回も飛び込んでは泳いで上がってきて、また飛び込んでの繰り返しを2時間くらいやっていました。

私はちょっと呆気に取られて見ていたのですが、元気で子供らしくて健全だわ〜って思ったのです。よほどお腹がすいたのか、すぐ近くのお店でフィッシュ&チップスを買って来てムスメとお友達に渡したら、桟橋に座り込んでバクバク食べていました。ムスメも私も小学校の最後の楽しい時間を、一生忘れられない思い出になりました。子供が小さい時間って本当にあっという間に過ぎてしまう。うちは一人っ子だからなおさら。いつも車に乗せてあちこち連れて行ってやらないといけなかったあの時が、心から懐かしいです。

 

Jさんと歩いていたら、なんとも美しいゴールデンワトルのトンネルに来ました。

 

ちょっと花粉症になりそうだけど、黄色いフワフワの花が満開で見事でした。

 

Jさんのお誕生日が近かったので、モスマンのFour Frogsってフレンチのクレープ屋さんに行って、もう一人のお友達と3人でお祝いしました。

 

スモークサーモンとプロシュートとチーズのガレットと、デザートにソルテッドキャラメルのクレープを2枚とコーヒーを頼みました。Jさんのお誕生日だとお店の人に言ったら、アイスクリームに花火をつけて持って来てくれて、みんなでHappy Birthdayを歌ってお祝いしました。

Jさんとは、私がシドニーに来た2年目からのお友達なので、もう25年間もお友達なのです。子供が生まれる前からのお友達で、お互い娘一人で、どちらの娘も今年家から出て独立したのです。子育ての先輩なので、いつも良いアドバイスを頂いて感謝しています。

 

お店の壁紙の写真、可愛いですよね。パリかな?子供たちが道路を渡る時に、前の子供の上着をつかんで2列になって歩いています。

いつも手をつないで歩いていたムスメがこのくらいの年だったのが、つい昨日のようです。

時間が経つのは早いですね。