PAR AVION ~from Australia

オーストラリア・シドニーから日々感じた事

いろんな人種が住むオーストラリア

火曜日くらいまで暑くて暑くて溶けそうだったけど、やっと気温が下がったと思ったら連日の雨。湿気でモァ〜っと蒸し暑くて、この先1週間雨マーク続いてるからカビが出て来そうで怖い。シドニーの夏は変わった。カラッとして家の中や日陰は涼しい夏だったのに。もう前みたいには戻らないんだろうなぁ。

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曇っていてもフレッシュウォータービーチはやっぱり美しいのですが。

新しい職場の仕事にも同僚にも慣れて来て、前より一緒に働く人数が多いので、いろんな国のバックグラウンドの同僚の話を聞くのがめっちゃ面白い。この国は人種のるつぼ。特に移民者は言語でそれなりに苦労しているし、自分の国に想いもありながら、このオーストラリアを自分の国としてすでに受け入れている。オーストラリア国籍を取得している人も多い。オーストラリアで生きていくと覚悟ができている感じを受けます。

同じ部署に、ちょっと年上の香港チャイニーズのおじさんが居て、仕事は出来るがちょっとクセが強い人で、最初はこの人とうまくやって行けるのか?って思ったけど、今はおじさん良い人じゃん!って、すっかり打ち解けています。(そう思ってるのは私の一方的な思い込みかもしれないけど。)

仕事しながら何かのきっかけで麻雀の話になって、「え?!麻雀やるの?!」って聞かれて、「私はやらないけど、私以外の家族は全員麻雀やるよ。母なんて日本で麻雀クラブに入ってるもん。」 おじさんに「麻雀やる?」って聞いたら、「香港で大学生だった頃は、週末は10時間続けて麻雀してた。」「10時間?!すごいね。お金をかけたりはしないんでしょう?」って聞いたら、「お金かけるに決まってるやん!お金かけないと面白くない。大きな金額じゃないけどね。みんな大学生だから。」「へぇ〜。結構勝ってたんじゃない?」って言ったら、「いつも俺が一人勝ちだった。」って、武勇伝を教えてくれました。おじさんも若い頃があったのね。ははは〜。

おじさん、私と同じ部署で地味な仕事してるんだけど、新車のレクサスに乗ってるし、住んでるのは超高級ユニットなの。お金いっぱいあるんでしょう?って言ったら、あるよ。ってサラっと言っていました。その超高級ユニットに住んでる住人の6割はチャイニーズバックグラウンドらしい。「チャイニーズはみんなお金持ってるよね〜。」って言ったら、「昔はChatswoodの駅周辺の1軒家は40万ドルくらいで、全然人気無かったからたくさんチャイニーズが買って住んでたけど、今なんて5ミリオンとかで売れちゃうんだよ!年取ったら庭仕事も大変だしね、家売ってユニットに引っ越すんだよ。」って言っていました。「昔って、いつ?」って聞いたら「30年くらい前」って。そりゃ随分前だわ。でも30年で家の値段が12倍以上上がるって、それもひどい話だけど。そんな事になるって知ってたら、みんな無理してでも家をたくさん買ってたよね。

他にもギリシャ、イラン、コロンビア、フィリピンのバックグラウンドの同僚も居て話を聞くと面白い。

日本に住んでたら当たり前に日本人ばかりの中で暮らしていただろうから、どんな縁があって私は今、この世界中から移民してきた人達と一緒に働いているんだろう?すごく不思議な気持ちになります。