月下美人の蕾が8つ同じくらいの大きさで成長して、同時に咲くか?って楽しみにしていたのです。
3つがまず先に膨らんできたので、今夜咲くな!って感じになって来ました。
夜9時過ぎにだんだん開いてきて、満開になったのは夜の10時過ぎだったかな。
月下美人の花はめちゃくちゃ大きいのです。人の頭くらいはある。これが同時に3つ開くと、ものすごくゴージャスで、甘いような妖艶な香りがするのですよ。これで、虫や動物を呼んで受粉を促しているのでしょうか。
3つの花は朝になったらしおれていて、次の夜には残りの5つの蕾が同時に開きました。
8つ一斉に開いてくれたらもっと見事だったのに。昔株分けした友達は、10個のつぼみが同時に開いた事があって、それはそれは見事だったそうです。うちの月下美人、ひょろひょろ伸びてしまっているので、株分けしてあるのをまとめてみようかなぁと考えています。
しかし月下美人は不思議な花ですね。私の親株から株分けして行った友達2人も同じ2夜につぼみが開いていたのです。連動しているのです。離れたところに居る友達も月下美人が糸電話みたいに私達を繋いでくれているみたいで、すごく嬉しい。同じ夜に同じ花が開くのを眺めて、お互いに写真を送り合えたのは、月下美人がつないでくれた喜びです。ありがとう。
さて、私の新しい職場、今週からリノベーションに入ったのですが、ささっと終わる予定だったのに、さすがオーストラリアの人達働かない。仕事が遅い。だって一人がやってる作業をあとの3人が腕組んで立って見てるだけ。。。さっさとやってくれないから、私の仕事も出来なくなって、臨時に金曜日から月曜日までお休みになりました。まぁ、自由時間が増えて嬉しいけど。
それで金曜日はお友達と一緒にアンティークショップモール巡りをしました。
ここは、友達が前から来たかったという、MascotにあるLuna Antiquesってところです。初めて来るところって、ワクワクしますよね。
店内は巨大倉庫の中に、たくさんのアンティークディーラーさんのブースが入ってる形式です。
ここは家具がとても多いです。アンティーク家具を探している方にはピッタリかも。ミッドセンチュリーとかよりもっと前の、100年超えの正統派アンティーク家具や品物が多いですね。昔の私だったら、ウットリしていたかもしれませんが、今回ここに来てちっともときめかなかったので、ああ〜私も変わったんだなぁ〜って自分自身の発見でしたね。
友達も私もイマイチだったので、このまま帰るのもなんだかなぁ〜だったので、隣駅のAlexandriaにあるMitchell Road Antiquesまで歩いて行きました。歩いて30分弱くらいだったかな。
ここはLuna Antiquesよりもっとカジュアルなコレクタブル&ビンテージって感じなので、こっちのお店の方がやっぱり好きです。見てるのは面白いけど、もう前みたいに買いたいって思わなくなった自分を再確認しました。
もう置く場所も無いし、これが無いと困るって言うわけじゃ無いのなら、余分なものは買わないでいよう。って思えるようになりました。アンティーク中毒症だった私も、かなり変わったんだなぁ〜って自分でも驚きです。
お友達の一人が、今、日本に3ヶ月間帰国していて、実家のお片付けをしているのです。お母様は亡くなられて、お父様は健康上の理由からお姉様家族と同居しなくてはいけなくなって、1年近く空き家になっている実家の物を全て廃棄処分する事になったそうです。
友達が言うには、最初は昔使っていた食器や、家に置いてあるものを見ては家族で暮らしていた頃を思い出し懐かしなって、捨てる事がとても苦しかったそうです。でも、自分が作業で日本に居られる時間も限られているし、センチメンタルになっていたら進まないし、ましてや取って置く場所も必要もないから、どんどん段ボールに詰めて廃棄処分に出して、家具や電化製品などは全て業者に頼んで運んで処分してもらって、やっとお家が空っぽになったそうですが、それはそれは大変な作業だったそうです。
その話を聞いて、私も大量にあったアンティークのコレクションや、陶芸をやっていたので自分の陶芸作品、好きで集めていたいろんな物を、引越しの時に思い切って処分出来て良かったなぁって思います。
もしあのままの量の荷物を持ったまま私がどうかなったら、残された人が大変だったでしょう。いや、業者に頼んで全部捨ててもらってスッキリしたかな?どんなに自分が良いと思って買ったものも、自分以外の人にはほとんどがゴミになるものだろうから、やっぱりものは増やさない方が良いのだとつくづく感じますね。人間死ぬ時には何も持っていけないからね。
まぁ、そんなこと言ってたらアンティークショップに見にいく理由も楽しみも無いので、友達とたまに行ってお宝探し気分を楽しんで、見て楽しむだけで何も買わずに帰ってくるのが一番かなぁ〜と思いました。